溶ける量は一概にこれだけというように言う事は出来ません。
というのは、品物によって仕上がり要求はまちまちでどれもこれも全て同じ仕上がりをお客様から要求されるわけではありません。つまり、電解する目的はいろいろあり、その目的によって、あるいは大きさや形によって、さらには仕上がり要求の程度によって電解条件はそれぞれ異なってきます。
また、電解研磨する品物のどの部分においても均一な電流が流れるわけではありませんので、品物の部分部分で溶け方が異なってきます。
したがって特定する事は出来ませんが、1分の通電で数µm(マイクロメートル)程度と考えてください。