光沢を出したい

ステンレス表面仕上げ(オーステナイト系)

電解研磨では、すべての表面仕上げに対して光沢を出せるわけではありません。

BA材、2B材
条件にもよりますが光沢を出す事ができます。
2D材
銀白色でそれなりの艶が出てきます。
#400材
電解研磨を施す事により鏡面が失われ、白く荒れた様な仕上がりになります。
電解研磨前
電解研磨後

下記の表面仕上げが一般的に使用されている表面仕上げです。

材質ごとの特徴

2B材
冷間圧延後、熱処理、酸洗を施し、さらに適当な光沢を得る程度スキンパスを施した物で、表面はやや光沢をもっています。薄板としては一般的仕上げで、厨房設備、台所用品、その他いろいろな用途に使われています。
2D材
冷間圧延後、熱処理、酸洗を施し艶消しロールで軽く圧延した物で銀白色の鈍い光沢を保ち、特に強い光沢を好まない用途に使用されます。主な用途は化学・石油などのプラント材、車両、建築材その他多くの用途に使われています。
BA材
冷間圧延後、光輝熱処理を行い、さらに冷間圧延で光沢を出した物で鏡面に近い光沢があります。
#400研磨材
2B材の片面及び両面を#400の研磨剤を使用して光沢を出したものです。