電解研磨

ステンレス電解研磨(EP)取扱いのポイント

電解研磨の目的


 

電解研磨の落とし穴

電解研磨は製品の製造工程のうち、最後の工程であることが多く、いろいろな問題が噴出する工程でもあります。出荷した後で発覚する問題もあり、注意する必要がありますが、電解研磨の落とし穴を知っていれば恐れる事はありません。

また、電解研磨のことをあまりよく分からない人の場合は、その人がイメージする電解研磨と、実際の電解研磨との間にはギャップがあります。自分が持っているイメージで取引先に対処してしまうと、気まずい事になりかねません。実際の電解研磨がどのようなものであるかという事を多少でも分かっていただければ、仕事をスムースに動かすことが出来ます。

1.品物の隙間に滲入する電解液がトラブルの火種に!

電解研磨する製品の隙間に滲入する電解液を軽視すると大変なトラブルに巻き込まれることがあります。


電解研磨液

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2.電解研磨はピカピカが当たり前なんですが…

電解研磨の仕上りは様々な条件―例えば製品の形、素材、表面仕上げ、大きさ…電解研磨条件等々により異なった仕上りになり、条件に関係なく皆同じ仕上りになるわけではありません。

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3.電解研磨は素材がもつ問題点を表面化させます

熱処理、溶接、洗浄、切削、バフ研磨等の前工程での問題点を表面化させます。

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4.電解研磨は、小さい物、細い物、薄い物、狭い所が苦手です。

例えば、薄いものは熱で損傷しやすく、狭いところはショートしやすく、「出来ない」と断られることが多いです。

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5.電解研磨には治具の痕が付き物です!

製品に電流を流しますので、その痕跡、治具を装着した痕跡や影響がどうしても残ります。

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