酸化発色に関するよくある質問

日頃、多くの皆様から酸化発色カラーステンレスに関してのお問い合わせを頂き、お礼申し上げます。
さて、今回は、お問い合わせを頂いた内容で多かったものを簡単ではありますが、まとめてみましたので、ご参照ください。

発色するカラ-は何色がありますか?

発色させる素材により、出せる色が変わってきます。
SUS304#600研磨仕上げ板の発色サンプルは下記の通りですが、発色させにくい色もあります。お問い合わせください。

※色はディスプレイの種類や状態等で実際の色と異なる場合があります。また、照明や見る角度により、色のイメージは微妙に異なります。

■発色させやすい代表的なステンレス鋼と酸化発色カラーの関係

   
ブラウン
ブルー
ゴールド
パープル
グリーン
ブラック
10
30
65
85
100
BLACK
1 SUS301
2 SUS304
3 SUS316
4 SUS430
5 SUS410
6 SUS420

SUS304 #600以上の表面仕上げで色が鮮明に出るはずなのですが、うまく色がでません。

SUS304とされていても、中国など海外からの輸入品で管理上の問題により他の鋼種であったりすることがよくあります。見た目では鋼種の区別化つかず厄介な問題です。
信頼の置けるモノを入手していただければ目的の色が鮮明にでるはずです。

色あせは起こりますか?

太陽光に長時間さらされていても色があせてることはありません。

指紋などによる色むらが付きますが。

深刻な問題と考えています。
これは酸化皮膜による光の干渉現象により色を出しているため、指紋や油などが付着するとその部分が変色して見え、指紋が目立ちます。
しかし、柔らかい布で拭いたり、中性洗剤で洗うことにより元にもどります。
※漂白剤・酸性洗剤・アルカリ洗剤等は変色の恐れがあるため使用しないで下さい。

素材の錆びやすさは変化しますか?

発色処理される事により、更にさびにくくなります。
下記グラフはステンレスを腐食しやすい薬品である「塩化第二鉄」により、各種表面処理をしたステンレスをどの程度腐食したかを示したものです。横軸で示した時間経過とともに縦軸で示した腐食して重量が減っていく状況を表しています。
未処理のステンレスでは30時間程度で450gも腐食していますが、グリーン色で酸化発色したものは100時間近く経っても30g程度しか腐食していません。

■腐食度比較テスト(塩化第二鉄 42度ボーメ 常温)

熱による変色は起こりますか?また、あるとすれば何度で変わりますか?

200℃くらいまで加熱しても色の変化はほとんどありません、これ以上加熱していくと徐々に変色していきます。

キズのつきやすさは変わりますか?

一般的に発色が施されていないステンレス鋼とほぼ同じですが、色が付いているため傷が目立ちます。ティッシュペーパーや乾いた布では拭かないでください。

「中野科学」で発色処理できる材質はステンレスだけですか?

基本的にはステンレスになります。詳しくは、お問い合わせ下さい。

汚れが付着した場合はどうすればよいですか?

汚れが付着した場合、軽い汚れであれば眼鏡拭きで、かなりの汚れであればスポンジ等の軟らかいもので中性洗剤を使用して、傷を付けないように洗ってください。
酸性洗剤、アルカリ洗剤、漂白剤等は変色の恐れがあるため使用しないでください。

表面に傷を付けた場合は直せますか?

酸化発色皮膜は塗料、染料等で同様の色を作り、補修することはできません。 
発色皮膜を落として、再度均一に全体を研磨して、発色処理をしなくてはなりません。