実際の不動態化処理はどのように行われるのでしょうか。不動態化処理は
- 硝酸などの強酸化剤で処理する方法
- 酸素のある雰囲気中で加熱する方法
- 酸液中で陽極分極する方法
などがあります。
※中野科学で不動態化処理は酸化剤中で浸漬処理する方法を採用しております。
その理由については「不動態化処理の処理条件・耐食性は?」を参照。
「クエン酸不動態化処理」という選択肢
中野科学では、クエン酸による不動態化処理も行っております。
従来の方法による不動態化処理と同等の効果が見込めるのと同時に、
- RoHs2 や REACH などの欧州規格もクリアしている
- 材質を選ばず、ほぼ全てのステンレス鋼で対応可能
- 人体と環境に無害
などのメリットがあります。
このメリットを活かし、クエン酸不動態化処理は
- 使用薬品の基準が厳しい医療器具
- RoHs2 や REACH を要求される製品
などへの採用が広がっております。
「不動態化処理を行いたいが RoHs2 や REACH などの規制が厳しく加工工程で使用できる薬品に制限がある」「サステナブル化において安全で環境に優しい処理に切り替えたい」という方や、処理可能材質・サイズ・数量等については、お気軽にお問い合わせください!