事例 コストの改善


比較的簡単な構造

比較的小さく構造が単純な製品なので、焼け取り剤を使用して溶接スケールを落としていた製造メーカーが酸洗い業者に依頼することでコスト改善を実現した例。

簡単そうに見えるので焼け取り剤で処理したくなりますが…

焼け取り剤を使用して溶接スケールを取るとなると工程は
焼け取り剤塗布⇒放置(2時間~12時間程度)⇒洗い流し⇒ブラッシング⇒水洗⇒乾燥となり、簡単そうに見えても実は案外と時間が掛かる上に放置時間があるためになかなかまとまらないと言う弊害があります。
更に焼けが取りきれない場合、再度塗る所から始めなければならなかったりして現場では負担が大きかったりします。

コスト・品質の比較

そこで酸洗い処理業者に依頼をすると全体がきれいに仕上がるばかりではなく、コスト面でも有利になる場合があります。
写真の製品では1回あたりの生産ロットが40~50個程度と少ない為、製造メーカーでは自社で焼け取り剤を使って処理をしていましたが現場からかなりの手間で負担が大きいと言う声があり、焼け取りに掛かるコストを計算したところ1個当り460円にもなったそうです。
この製品を弊社に依頼した場合の1個単価はその半分以下でした。輸送費、その他を考えても大きなコスト削減となりました。

結果

酸洗い業者に外注することでコストが下がり、製品の仕上がりは均一になりました。更に、表面処理での手直しがなくなり、納期遅れがなくなったとのことです。