事例 構造が複雑で酸洗が難しい製品


複雑な構造の製品

右の写真はフィルターハウジングの蓋ですが、ごらんの通りパイプエルボーに部品が溶接してありそれが蓋に溶接してあるという形状で、焼け取り剤ではどうしても塗れない部分が出てきます。また、隙間部分も多く液だしの技術も必要になる製品です。
ただ単に、酸洗液に放り込むだけでは、酸処理で発生するガスが内部に溜まったりして、結果的に酸洗ムラや焼け残りが起きたりするので酸洗液に浸漬する場合もその入れ方には注意が必要です。

また、陰になっている部分の焼け取りは素人には難しいのですが専門業者ならそのための処理する道具や設備があるのできれいにとることができます。

この例ではパイプエルボー内の焼け残りもなく、本体に溶接した隙間部分のシミも発生していません。