酸化発色「サステインカラー」

塗装や染色することなくステンレスに色をつけることができます。この技術によりステンレスを更に酸化させることで光の干渉現象により美しく発色して見えます。
同じ現象で色が現れる身近なものにシャボン玉があります。この方法により金属の質感は失われません。また得られる色調は、見る角度により微妙に変化し、他の着色法では得られない表情の面白さが生まれます。
「酸化発色」の大きな特徴として、次の点が挙げられます。

  1. 金属の質感が失われず、金属光沢があります。
  2. 酸化発色皮膜は優れた耐候性、耐食性があります。屋外使用でも使用する場所、用途、メンテナンスによっては、半永久的に劣化しません。
  3. 酸化発色皮膜は塗料や染料を一切使用していない為、この方法によって作られた製品は一般のステンレス製品と一緒にリサイクルができ環境負荷の低減に繋がります。

ステンレスカラー化の活用例

有機物、微細なゴミなどの異物混入を嫌う現場で
「道具や部品を識別する」
「道具や部品を視認するため」
ために活用されています。


【識別性】
道具・部品のサイズや用途・加工区分ごとに
色分けしたトレイを使い分ける。
>>識別性の活用例の詳細はこちら
【視認性】
トレイに残った部品を色付きトレイで見やすくする。
>>視認性の活用例の詳細はこちら

  • ステンレスの耐薬品性をそのままに、非剥離性の発色カラー
    性質はステンレスそのままです。寸法変化もありません。
    キズをきっかけに被膜が剥離することはありません。
  • 被膜は常態で約200℃までその色を保ちます。
    酸化発色処理品をオートクレーブで処理して使用している例もあります。
  • ステンレス以外の成分を含まず、耐食性が高い。
    色はステンレスの酸化被膜を厚くして光の干渉現象によって見えています。
    酸化被膜が厚くなっているため、耐食性も大きく向上しています。

>>非剥離性の識別色で利用される酸化発色

「意匠性・デザイン性が高い」

酸化発色処理で作られるカラーステンレスは塗料・染料などで着色するのではなく、透明な酸化皮膜による、光の干渉作用を利用した光100%の鮮やかな色彩です。酸化発色はステンレスが持つ、美しい金属光沢や様々な研磨方法で作り出される表面の模様を活かしながら、ステンレスをカラー処理する表面処理技術です。

酸化発色の意匠性・デザイン性

「耐久性が高い」(サビに強い)

キッチン用品・洋食器などの家庭用品から建設材料、そして原子力発電所まで幅広く使われているステンレス。その最大の理由は「サビにくい」ということです。
ステンレスをサビにくくしているもの、それが酸化皮膜です。
酸化発色処理はこの酸化皮膜を、通常の数十倍から数百倍に厚くして干渉色を作り出す技術ですから、処理前よりも更にサビにくくなります。

酸化発色の耐食性耐候性

「寸法精度が守れます」

酸化発色処理で作られる酸化皮膜は、厚さが1ミクロン(1000分の1ミリ)以下ですので、寸法精度の要求が厳しい精密機械部品、医療用部品、電子部品にも対応が可能です。
また、劣化して剥離することがないので、異物混入のトラブル防止に対応が可能です。

食品関係機械のスイッチノブ
食品関係機械の部品

酸化発色の寸法精度密着性加工性

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