処理条件・耐食性は?

不動態化処理の処理条件・耐食性は?

中野科学では、不動態化処理は「酸化剤中で浸漬処理する方法」を採用しております。

なぜならこのような表面処理は製品の加工の最後に行なわれるのが一般的ですが、「酸素のある雰囲気中で加熱する方法」は最後で高い熱を掛けると製品が歪んだり、寸法に狂いが出ることがあります。当社の方法ですと比較的低い温度で処理できますので心配はありません。さらにコスト面でも有利なのがこの方法だからです。

どのような条件で処理すれば良いか?

製品は、曲げなどの板金加工、絞りなどのプレス加工や切削、溶接など様々な加工を施されているものがほとんどのため、それぞれで錆びやすさ(腐食しやすさ)が違います。
「この条件で処理すればこれだけの耐食性が得られます」とはならないわけです。もちろん基本的な処理条件はありますが、絶対的な条件はありません。
中野科学では長い間、様々な製品を処理して得られた経験・知識を基に処理条件を決定していますので、ここでその処理条件をオープンには出来ませんが、ステンレス製品の状態や加工履歴によりその製品にふさわしい耐食処理を提供します。

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もし、どのような処理をすればよいのかわからないときにはお気軽にお問い合わせください。電解研磨・酸洗いはもとより、バフ研磨・ショットブラスト処理・脱脂なども含めた表面処理を提案いたします。