事例.海岸地域でのアンテナステーの例

中野科学が最初に相談を受けた内容は

「仕上がりが汚く錆びやすいのでシミを取ってもらえないか」
と言うものでしたが、よく話を聞いてみると

「いままで同じものを何度か作ったが隙間や溶接の部分からサビが出てきて、
長く持たず、頻繁に交換している。

アンテナが倒れてしまったら大変なことになる。交換のコストも高いので、何とか長く持つようにしたい。シミがよくないと考えている。」と言うことでした。

持ち込まれたとき状態はこうでした

この場合、確かにシミも問題ですがもっと長く持つようにするためには他の耐食処理も必要です。そこで再酸洗でシミを取り、電解研磨+不動態化処理を提案しました。

まず、再酸洗でシミ、スケール残りを綺麗にしました

更に電解研磨をしました(写真では分かりにくいですが、光沢が増しています)

最終的に不動態化処理を行い、納品しました。
今までなら、錆びて交換しなければならない時期が来ても、錆びることなくしっかりしているそうです。